シマノ 18 エクスセンスCI4+をオーバーホールしてみた
ダークガンメタカラーでカッコいい『シーバス専用仕様の18 エクスセンスCI4+』トチオー愛用リールの1つ。普段から駆使しまくっているので、オーバーホールをしてみました。素人なので参考程度に見てください。では、オーバーホール作業開始です("`д´)ゞ
目次
オーバーホール
独学なので参考程度に見て下さい。また、取り扱い説明書に分解・メンテナンスの記載がある部位以外の分解により生じた不具合はメーカー保証の対象外になるようです。
必要な道具
プラスドライバー NO,0、NO,1
マイナスドライバー 3.5
トルクスドライバー T6、T 9
めがねレンチ12mm
六角レンチ 0.89mm
ピンセット
小皿
トチオーが使用して精密ドライバーセットがないので別セットを貼り付けました。
マイナスドライバーはグリスを塗ったり部品を外したりすることもできるので複数あった方が良いです。
スピニングリールは極小パーツが多いのでパーツ紛失しないように小皿を準備しよう。
他に清掃に使用する綿棒、パーツクリーナー、クッキングペーパー。 クッキングペーパーが無ければティッシュペーパーでも可能ですが、破れやすいのでギヤなどに紙片を残さないように注意が必要です。
塗布するオイル、グリスはこちらを参考にしてください。
オーバーホールはオススメしません
バネが飛んだり、部品が落ちたりして元通り戻せなくなるおそれがあります。ただ、分解してしまって、どこの部品か分からなくなってしまった際の情報として記載しました。各種部品名は18 エクスセンスCI4+に添付のパーツリスト用紙に沿い記載しました。
オーバーホール開始
ハンドル周り
ハンドル組を本体から外します。
ハンドルキャップを外して、固定ボルト1本外します。組むときは右側の部品からシャフトへ組んでいきます。
スプール回り
抜ケ止メバネをマイナスドライバー等で外してドラグ座金関係を取り出します。組むときは右側の部品から本体へ組んでいきます。
組む時の注意。
耳付座金はホームポジションがあります。
ベアリング抜ケ止メをマイナスドライバー等で外してボールベアリングを取り出します。
シャフト回り
スプール座金をを外して、セットスクリューを六角レンチ 0.89mmで外します。セットスクリューは極小パーツなので紛失注意です。
スプール軸ベアリング回りの分解完了。
組む時の注意。
スプール軸ベアリングガイド、ボールベアリング、ラチェットバネの三点を組んでからメインシャフトにセットします。
固定ボルト2本外してリテーナ外す。組むときは右側の部品から本体へ組んでいきます。
次にローターナットを外すのですが、本体にUNSCREW→の刻印。通常のネジ回しと逆になるので注意が必要です。
めがねレンチ12mmでローターナットを外してローターまでの分解完了("`д´)ゞ
ローター
ここからローター回りを分解です。
ラインローラー側の固定ボルト1本外します。極小の座金(パーツリスト上には記載なし)があり注意が必要です。
音出シピンが見えるので回収します。奥には音出シバネもあります。
音出シピン、音出シバネ、固定ボルト、座金どれも極小なので注意が必要です。
ラインローラー側の分解完了。反対側へ
写真上の固定ボルト1本外します。
固定ボルト1本外しベール組を外します。こちらも極小の座金(パーツリスト用紙上には記載なし)があり注意が必要です。
固定ボルト1本を外して、ベール取付ケカバーを外します。
バネなので飛ばしによる紛失に注意して分解。
アームカムバネ回りを分解。
組む時注意。
写真の赤矢印の細いピンのアームバネガイド(A)を穴に差して、オレンジ矢印の太いピンの内ゲリレバーを溝にセットします。
今回のオーバーホールではベール組の穴に入っているアームストロングバネガイド(A)カラーブッシュは外していません。
ローター回りの分解完了("`д´)ゞ
本体側
ローターカラーを外します。固定ボルト3本が出てくるので外してローラークラッチカバー組を外します。ローラークラッチ組に上にのOリングが付いているので、忘れずに回収しよう。(写真の赤矢印参考)
Oリング回収。
ローラークラッチ組を外します。
ここにもOリングが付いているので、忘れずに回収しよう。
Oリング、フリクションリングを外します。
固定ボルト1本を外してボディガードを外します。
ボディ側へ
固定ボルト4本を外して足付キフタ組を外します。黒色の固定ボルトは同じサイズですが、シルバーの固定ボルトはサイズが違います。
フタフランジシールがグリスで張り付いてますが、足付キフタ組を外すとき迷子になりやすいので注意。ここに張り付いてます。
ドライブギア組、ボールベアリング、ピニオンギヤを抜きます。
小さな座金があるので注意が必要です。
固定ボルト1本を外してウォームシャフトカバーを外します。
摺動子ガイドを抜きメインシャフト組を抜きます。
ウォームシャフト、小さな座金、ウォームシャフトブッシュを外します。
固定ボルトを外しウォームシャフトピン回りを分解します。
中間ギア軸を抜きます。
ウォームシャフトギヤ、中間ギヤ(大)・中間ギヤ(S)セットを外します。
ボールベアリング2つ外します。中間ギヤ(大)・中間ギヤ(S)の間には座金が挟まってます。
ラインローラー
ラインローラー回りの分解いつでもOK
固定ボルト1本を外してラインローラーを外します。18 エクスセンスCI4+はラインローラー(ベアリング入り)組のパーツのため、これ以上は分解はできないようです。
一連の分解完了です("`д´)ゞ
あとは清掃と注油して戻します。
戻しの手順は上へ読み戻してください。
注意点
パーツクリーナーはベアリングやドライブギアなどの塗装なしの金属にだけ使用。プラスチックやゴムや金属塗装面に吹き掛けると割れたり塗装がハゲたり変色する可能性があります。
まとめ
パーツ紛失、組む順番に注意しながら戻していきます。
はい、元通り("`д´)ゞ
エクスセンスCI4+は海で使用するので、今回はグリスをちょっと多めにして錆び防止と滑らかさアップを試みました。
以上、18 エクスセンスCI4+のオーバーホールでした。
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